Fracture ネプチューン(設定画版)  製作レポート2




■表面処理


・ペーパーがけした表面処理後のパーツ。デコボコした表面をなるべく滑らかにした為、サフはほとんど残っていません。
深い気泡や凹んでいる表面には緑のパテが残っています。しかし、浅い気泡は消せましたが、また新たにレジンの中にあった気泡が顔を出しました。
一通り全パーツの処理が終わればまたサフを吹いてパテ盛り、表面処理の繰り返しで全体の約70%の気泡は消滅させたいところです。
画像では綺麗に見えますが目を凝らせばまだまだ甘いので後、最低2周はする予定です。まさに地獄。



・1回目の表面処理を終えた全体像。所々削ったり付け加えたり改修していますので全体のバランスを見ようかと。
自立も仮組み段階と比べると大分安定し、顔もかっこ悪くはないと思うので手を加えなくても良さそうです。後はひたすら表面処理です。


 
・顔の比較画像です。左がノーマルの状態。
上半身だけで見るとマスクの感覚を上に狭めれば悪くないような気もしましたが、全体的に組んで見ると顔が気になって仕方がなかったので、
左のようにパテでマスクを作成し、頬横の装甲などを詰め引き締まった印象にしてみました。



■3周目の表面処理
 
・3周もの表面処理で気泡は約50〜60%は除去出来たのではないでしょうか?手の行き届かない場所やフレームの部分は半分諦めています(不可能)。
やはり1パーツ1パーツのレジンの中にまで気泡を含んでますとかなり厄介です。盛り付けたパテを整形する際、どうしても周りも削ってしまいますので中にあった気泡が顔を出し、
またパテを盛って...と永久ループします。作業効率を上げる為、荒めのペーパー(400番程度)を使用したいのですが、気泡を出したくないので、画像のようにスポンジペーパーや
細かいペーパー(800番程度)で表面処理をしています。もう1,2周ほどサフ→盛り付けの表面処理をして塗装に入ります。



◎ほとんどブッ通しで表面処理の毎日です。依頼品ということもあり、製作者としてココまではしてあげたい!!という意地の方が強いのかもしれませんが
自分でもよく続くなぁと感じています。もしこのキットが自分の為に製作しているものだとしたら途中で他の物を製作しています。助けがほしいところですが頑張ります。



■塗装編■

■フレーム

・フレームはいつものようにメタルブラックを調色して塗装しています。
正面から見た時にテカり過ぎてしまわないように、今回は鈍い感じにしています。サフも入れて4層構造です。



■マスキング

・マスキングが必要な箇所のそれぞれ片方ずつ載せています(他にもありますが..)。
当初、見た感じではスカート裏などのマスキングは簡単かと思っていましたが、実際に行ってみるとかなり複雑で難しいです。太ももやヒザ裏も大変です。



■装甲部

・今回のブルーはマジョーラではなくグリーンパールを使用しました。
サフも入れた塗膜構造は6層になります。最初からグリーンパールを多目に入れますと、光りに当てた時グリーンに変化する効果は上がりますが、
パールが多くなると若干白っぽくなってしまい下に敷いたブルーの効果が活かせません。少量のグリーンパールを吹く回数を多くすることによりブルーから
グリーンへの変化がバランスよくなると思っています。ただ吹く回数を重ねるのではなく各層ごと新規で色を作成しています。
1層1層カラーテストをしていくのはとても面倒でお金もかかりますが、満足のいく色に仕上がったと思います。


■スミ入れ

・エナメル溶剤で薄めたツヤありブラック(エナメル)を流し、はみ出た部分を綿棒で拭き取っていきます。
拭き取る際は表面が汚くならないように気を付けます。







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