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MG νガンダムVer.ka 製作記02





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■腰部製作

・プラバンとディテールアップパーツを使ってパーツを作成。
たったこれだけで1日の製作が終わってしまいました^^;

どこの部分になるかといいますと、
左側がリアスカートのダクト(黄色いパーツ)、右側がフロント中央部の露出フレームになります。


こう言った追加のパーツは決められた枠の中で、
パーツを作っていかなければいけませんので時間がかかります。

ココで言う決められた枠とは、


白いパーツとフレームの間に出来た空間のことを差しております。


白いパーツはカットしてあるのですが、それにあわせてプラバンをカットしていかなければいけません。
斜めが絡んでくると難易度が上がります。

また、新規に作るパーツはキットに合わせて高精度で作らなければ違和感が出ておかしくなります。
まだ手を加えない方が良いことになりますのである意味、危険な改修です。




■リアスカート

・リアスカートは細かい突き詰めとディテールダウンの方向性で改修。
サフを吹いていないので分かり辛いですが全面に手を加える作業となりました。

各エッジの調整による視覚効果によって右側の方が若干大きく見えますが、大きさの変更はしておりません。
厚みのあるパーツは外側のエッジを調整してあげると、装甲の固さが強調されて効果を発揮します。


このリアスカートの改修は、本当に悩まされました。

作ったことがある方は分かると思いますが、手を加える隙がないんです^^;
ディテールを加える隙もないデザインです。



■別パーツ化

・ダクト下のパーツです。
見えなくなる部分ですが、内側をシャープに削ってあります。

そうすることで、


パーツの間に隙間が生まれ奥行きのある印象に。



■ココからは突き詰め作業編

・リアスカートの突起物ですが、内部フレームをカットしてプラバンでシャープな印象に。


■精度調整

・どこをどう修正したのか分からないと思いますがしっかりと修正しております。

ノーマルの状態では精度が高過ぎてオモチャっぽく見えてしまいます。


そこでココでは、あえて「キットの精度を落とす」と言う作業をしております。
人間の目で補正すると言いますか。

人間が見る物ですから、補正してあげます。
もちろん機械的に計算したら精度は落ちてますが、人間から見ればこれぐらいの精度は全く問題ありません。


実際コレだけ拡大しても分からないと思います。
画像ではモールドや開口部分の精度を若干落としております。

要は作品全体のバランスや質感を統一すると言うのが大事だと考えてます。




■スカート裏

・スカート裏のフレームのピン穴は面取りビットで一手間加えてあげます。


比較するとこんな感じに。


・裏側から覗くピンも切れ目を入れてマイナスモールド風に。
細かい突き詰め。




■サイドスカート

・サイドスカート裏。
見える部分はフレーム色で塗装します。



・正面から見た時のパーツの厚みが気になりましたので、各面を整形。


・4つもあるので厳かな気持ちになってしまいます...



・画像のピントが合っていないので分かり辛いですが、離れて見ると印象が変わります。



■比較

・サイドスカートは延長。



■シールドの処理

・シールドは基本ストレートなので画像上での見え方は
素組み品と見た目は変わりませんが、ハイクオリティー仕上げです。

ヒケや表面の仕上がりは画像では分からないので、伝わり辛いですが時間をかけきっちり仕上げて行きます。



・画像のような手の届き難いパーツの表面処理は、ピンセットで摘んでペーパーがけを。



■シールド裏のピン跡の処理。

・他の部分も同様にパテで埋めて処理。



■エラー?

・目を凝らしながら作業を行うと、キットのエラーと思われる部分と遭遇。
シールド裏のフレームですが、左側の段落ちモールドだけ面が2つあります。

爪楊枝を使って確認してみると面に凹凸がありました。



・見付けたら見逃せないので表面処理。



・肉抜き部分はプラバンでディテール処理。
この1パーツ、モールドの掘り起こしなどを行っていたら2時間くらい戦っておりました。

シールドの表面処理は真面目にやると4,5時間はかかってしまいます^^;
とにかく処理する面の数が多い。




■次は腕部を公開します。引き続き頑張ります。2013/3/24(日)











■腕部公開
・ノーマルと比較。

・腕部は主にクリアランスとディテールアップをメインに改修。

細かいディテールアップなので、肩以外の見た目はあまり変わらないかもしれません。
ですが、仕上がった時は全く別物となります。




■肩アーマー詳細

・意外と手を加えるのが難しい箇所で、各エッジを尖らせシャープに。
写真では苦労が伝わりませんので、分かりやすいスジボリやディテールを加えました。





・サイドバーニアを接続する棒にあるピン跡は、
塗装後にメタルボールを追加する予定。




■突き詰め作業

・面を整えディテールを。
ココはフレーム色(グレー)で塗り分ける予定です。



■露出フレーム作成

・装甲が閉じないようスペーサーとしてフレームを作成。



・装甲をどれだけ浮かせるかの調整はとても悩みしました。



■マニュピレータ

・マニュピレータは「極め手」に変更。(過去の記事を参考にして下さい)
追加で手首の長さの調整と手の甲の厚みを調整しました。
それと扱いやすさの調整も。


モールドを追加しておりますが、逆襲のシャアを見てサザビーのコックピットを捕まえるヤツ(ネット?)は
ココから射出すると言う解釈で追加。





■おまけ1

・全部組むの面倒だったのですが、こんな感じです^^



■おまけ2

・バーニアの大型化とワイヤーなどでディテールアップ!
ほとんど見えなくなりますが、内部も作り込まれた仕上がりとなる予定です^^
画像では仮止めの状態。



それではまた次回!
2013/4/7(日)











■残り2週間...
・展示会まで残り2週間となってしまいました。
急ピッチで作業頑張っております!!

画像を撮りながらの製作だと時間がかかるので、改修内容はピンポイントで残していきます。
内部フレームや装甲の裏側にまで手を施しているので、1パーツずつ説明していたら本当にキリがありません!!


今回は「胸部」の更新となりますが、如何に調整が難しいか思い知らされております...




■バランスチェック




■腰部フレーム改修

※調整段階の画像です。



■腹部延長

・νガンダム(Ver.ka)はコックピット部分(赤色パーツ)の長さが足りないので、突き詰めるのであれば修正が必要です。



■装甲パーツの延長比較

・左がノーマルで右が改修版です。
たった3〜4ミリの修正ですが、印象が変わります。




■内部フレーム修正

・内部かなりいじってあります。
腰部との接続をボールジョイントに変更したため、
強度の確保とパイロットを3ミリ下方向に移動とを両立させる作業はフレーム全体を見直す必要がありました。

おまけに製作当初の改修でコックピットブロックを大きく展開できるように、調子乗ったことをしていた為、
胸部のラインを維持する為に、腕部フレーム1ミリ下に移動、首フレーム下に1~1.5ミリ移動、上に2ミリ延長...

それに伴い装甲も、フレームに合わせ改修しなければならなくなりました。




■突き詰め作業

・こう言った隙間には、


・プラ材やパテ類で内部パーツを作成。

隙間埋めとしてのスペーサーだけでなく、ボールジョイントの補強材としても効果があります。







■調整中

・時間的に厳しいので、一部パーツにポリパテを使用(緑色の部分)
瞬着+ポリパテで食い付きと硬化時間の短縮を行ってます。
表面は削り出した後、経年劣化を防ぐ為、全体に瞬着を塗り込みコーティング。
更に表面処理とサフチェックを行います。




■コックピットハッチ裏側

・最後までスライド出来るよう上側は開口してあるのですが見えませんね^^;



簡単に書くと、赤いパーツを延長してかつスライド機能を残し、
スライドしやすいように内部フレームの調整を行いました。




■チラリズムの世界

・首フレームにショックアブソーバー追加。








・コックピットハッチを大きく展開出来るようにしたのは
このフレームカードを隙間から覗かせたかっただけ!


コックピットハッチ側だけでなく、パイロット側にも付けたかったのですが
実際に延長作業を施したら取り付けるスペースがなかった...



■エリのダクト再現

・作るの面倒なのですが、突き詰めるならとことん!と言うことでプラバンで再現。
左右合わせて2個必要ですが、精度を追求して右3個、左3個の合計で6個作りました。
その中からより精度の高いものを作品に使います。





■展示会までひたすら製作!
・後はバックパックとファンネルが残ってますが、公開は5月以降になるかと思います。
一応、ファンネル接続部の問題は解決済みです。

写真を撮って編集するのに時間かかってしまう為、完成まで製作に集中します。



それでは、最後は全体画像にて!



・頑張ります!!!!!!!!2013/4/14(日)





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■展示会終わりました。

・νガンダムを展示会で発表してきました。


今回は残りのファンネルの製作工程を公開します。




■ファンネルの問題
・最初にνガンダムVer.kaのファンネルで解決しなければならない部分を簡単にまとめますと、

■接続基部の強度(ファンネルの重量に耐えられるように改修)
■ファンネル同士をしっかりと接続させる方法
■作品を傾けた際に起きるファンネルのシナリ

以上の問題を解決し、ディスプレイする際に簡単に外れない十分な強度の
確保が出来る方法を見つけ出さなければいけません。


Ver.kaを作った方、もしくは手にされた方は理解して頂けるとは思っておりますが、
なかなか簡単に出来るものではありません。

試行錯誤の結果、これらの問題全てを解決することが出来ました^^



■まずはファンネル基部

・画像のものは試作段階のものです。
キットのような薄いパーツでは、ファンネルの重量に耐えられるはずがありません。
真鍮線やプラバンなどで補強。





・何もしないよりは強度がありますが、これでは十分とはいえません。
また、実際に組み込んでみて新たな問題が発生しました。





・接続基部の長さが足りず、バックパックとファンネルが干渉してしまいます。
正直、この段階で今回のνガンダムはお蔵入りさせようかと思いましたが、色々と試行錯誤して
接続方法を変更することにしました。



・接続基部を差し込み式に。




・右側が接続基部の成功例となります。
真鍮線をギリギリまで差込み、真鍮線を通す穴の内部は一回り大きく開口し、
その中に耐衝撃用ゼリー状の瞬間接着剤を流し込んでガチガチにしております。





・受け側もプラバンや真鍮線、パテで埋めるなどして出来る限りの強度を確保。

結果、


・成功!



■ファンネル同士の接続パーツ

・難題のファンネル同士の接続はこう言ったパーツを作成。
キットの物をベースに改修しています。

改修版はサーフェイサーで色が統一されていて分かりませんが、パテや瞬間接着剤などの異素材を使用しており、
このパーツ自体には強度はありません。

そこでこの後、このパーツを複製し、レジンに置き換えてあげます。(素材を統一)





・完成品から取り出したものですが、複製された接続パーツになります。

細かく複雑な形状のパーツは、複製の際に内部に気泡が入りやすいです。
気泡があっては例え素材を統一させたとしても十分な強度が得られませんので
真空脱法機を使用し、パーツ内部の気泡は除去。






・このように傾けたり振ったりしても全然落ちません。
ファンネルの問題は完璧に解決。



■シナリ防止

・内部にシナリを防止する為のパーツを自作
これによりどの体勢でディスプレイしてもファンネルが折れる心配がありません^^




■外回りの調整など
・続いては見える部分の調整です。
改修自体はそこまでですが、パーツ数が違いますので非常に根気の要る作業内容です。



・シャープにエッジを調整。




・各面の調整を行いつつ、全部のパーツが終わった状態です....
この後、さらにディテールアップ作業。



■自作パーツ@

細部のパーツをプラバンで自作。




・ピンをカットして内部にはめ込みます。




隙を無くすなら絶対に必要な作業、12個...



■自作パーツA

・ファンネルの接続パーツを取り外し式にしたので、
隙を無くす為に自作フレームを追加。





・フレームを取り出しやすいよう爪楊枝の先端が入るくらいのスペースを設けました。
爪の間に入れても取り出せます^^





隙を無くすなら絶対に必要な作業、24個...



■マスキング地獄...

・後は簡単にスジボリや塗り分けを行いファンネルは終了です。



■バックパック

・フレームが良い感じなので人手間加えました。

■小ネタ?

・爪を切る前の限定ですが、小さいパーツを扱う際は爪を加工して
パーツをがっちりホールド出来るように^^

画像のものは上の画像の赤丸部分の極小パーツです。






・完成後はこんな感じ。



■台座

・何回やってもこの固い素材の表面処理は慣れません。





■コレにて製作記はほぼ終了!!
・長かったですが、製作記をやりながらだとかなり手間がかかりますね^^;
写真を撮りながらの製作ともなると、脳内で皆様にお見せする画像を編集しながらの工作になってしまい
時間がかかってしまいます。



要点は製作記に残せましたが、細かい点はだいぶ省きました。
作品はほぼ完成しているので終わった感がありますが、まだまだ完全体と言うわけではなく最終調整が残っております。



最後にパチ撮り。












・ではまた次回!!2013/5/7(火)














完成品


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