ワークショップキャスト Vサイレン103・ネプチューン 製作レポート1
・WSCのネプチューンの製作スタートです。
展示会に向けての作品ですのでポーズを変更してインパクトのある作品に仕上げたいと思います。
去年の展示会の様子はこちら
・ポーズを変更しますので製作工程は、
ゲート処理→仮組み→パーティングライン処理→洗浄→サフの順で処理をしていきたいと思います。
/2007年3月20日(火)
■ゲート処理
・パーツをランナーから外すだけなので省略。ニッパーを使用。
■仮組み
・まずパーツがうまくはまるかチェックし、干渉する部分は削って少しずつ調整していきます。
足の関節の部分はあまり問題がないのですが、 塗装しますと塗膜で少し表面が厚くなるので塗装後のことも考えて削っています。
・調整が終わったら、軸打ち。
ピンバイスで真鍮線の穴を開けるのですが、画像のようにいきなり大きな穴を開けると穴がズレてしまうので、
その前に必要な径よりも一回り小さな穴を先に開け、その穴をガイドとしています。
・若干のズレは、ペンチで少しずつ曲げ角度を調整していきます。
・それでも調整が難しい場合は、ノミなどで大きめに穴を開けエポキシパテを詰め、真鍮線に押し付けて硬化するまで待ちます。
・真鍮線にエポキシパテが付くのを避ける為、離型剤としてメンソレータムを付けて押し付けています。
・このような細かい箇所にも真鍮線を通しています。
・腹部にはヒネリが欲しいので思い切ってヒネリを入れてみることにしました。
・腹部を複製し(白い方)、複製した方を使いたいと思います。鉛筆で線を引いてノコギリで分解。
・真鍮線で固定して隙間にエポキシパテを詰めてヘラで形を整えました。
・メンソレータムを付けたケガキ棒でモールドを入れているのですが、なかなか思う方向にパテが移動しないので大変です。
なるべく見ておかしくないように流れを出していきます。乾燥後、ラッカーパテなどを盛ってまた乾燥させての、繰り返しです。
パテが欠けては困るので、この後にもう一度、複製して強度アップ。背骨も作らなければなりません。
・背骨が4つになりました。黄色いものはタミヤのエポキシパテです。今まではWAVEのエポキシパテを使用していました。
強度確保のためもう一回複製します。
それと複製すると原型より数%収縮しますので腹部をシャープに見せる効果も狙っています。
・このパーツは右腕の二の腕の部分です。
・若干延長が必要だった為、あいだ伸びしないようにディテールを加えながら延長しています。
・左腕は広げた為、隙間ができて真鍮線が見えた状態で気になったので、余ったゲートを角度に気をつけて加工し、
スペーサーとして隙間に貼り付け。
・仮組み状態です。 コミック11巻の72ページあたりの登場シーンを再現。腹部のヒネリに注目!!
■パーティングラインの処理
■気泡やヒケには場所によって瞬間接着剤やポリエステルパテ、エポキシパテを使用し、ほとんどは硬質で使いやすい
瞬間接着剤と硬化促進剤の組み合わせで埋めています。(瞬間接着剤はWAVEの高強度を使用)
・足のパーツです。使うペーパーは600〜800番を使用。
・パーツを整形しているとモールドが浅くなりますので、右の画像のようにエッチングノコやデザインナイフ等でモールドを復活させます。
・チューブはスポンジヤスリを使用して整形。その他、デザインナイフでカンナ削りしてペーパーがけや、
平ヤスリを使うなどなどパーツによって使い分けしています。
・足の股関節の部分のスペーサーは、画像のように加工してディテールを加えています。
◎ここまで来るのに5日くらいかかってしまっています。腹部調整に時間がかかってしまいました↓/3月25日(日)
■洗浄
・クレンザーを固めの歯ブラシに付け、ゴシゴシ洗います。
・次にマスキングで、テープを剥がした際、下の塗料が剥げるのを防ぐ為、
マスキングする部分を中心にフィニシャーズの剥離剤オフを使用します。
WSCの離型剤は頑固なので洗浄に時間かけます。これが終わればサフ吹きです。
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