ワークショップキャスト Vサイレン103・ネプチューン 製作レポート2



■サフ吹き

サフ吹きはレジンサフではなく粒子の細かいMr.サーフェイサー1000(以下サフ)を使用。
うすめ液とサフの比率を2:1でうすめエアブラシで吹き付けます。
一回目はなるべく薄く傷が確認できる程度で。



パーツを乾燥中。1日程置き、乾燥後サフチェック


表面をチェックすると写真では見えませんが小さな気泡があります。
まずはこのような気泡を処理します。


ポリエステルパテで気泡を埋めます。ガムテープの上で混ぜますが、うすめ液を少量加え粘度を落としています。
ポリパテが気泡を含まないようにプラ板等を切って画像のように伸ばしながら混ぜます。


 
ポリパテを潰して伸ばすような感じで盛り付けます。


次はキズがあるパーツの表面を軽くペーパーで磨きます。(1000番〜を使用)
 キズがなくても足や外装といった魅せるパーツは取り合えず表面を処理しておきます。



・画像の他にまだまだありますが、処理した後が分かりやすいパーツを載せました。
この後またサフを吹き、表面をチェックし気になるパーツがなければ塗装に入ります。



◎現段階でも良い色を見つけられていませんので塗装編は作れるか分かりません。僕が製作するFSSの塗装は個性が出したくて設定色には
 こだわっていないので毎回色探しに時間がかかってしまいます。塗料代もかなりかかってしまいます。ネプチューンのブルーは難しいです。
 春休みも残り少ないので春休み中に1体は不可能でした↓3月中に終わらなかったら4月17日以降に続きの製作開始します。/3月28日(水


■塗装編■
比率は記載しませんが、各層ごとの調色した色を記載します。
(F=フィニッシャーズカラー C=クレオス G=ガイアカラー M=モデラーズカラー)
■フレーム

2層目(1層目はサーフェイサーです)=Fピュアブラック
2時間くらい乾燥させます。

 
・3層目=Fライトガンメタル + Fピュアブラック + Fファインシルバー
・シルバーで色分けしている部分はFファインシルバー

・4層目=4層目の画像は載せていませんが、3層目の上からFシルバーパールリキッド
※スミ入れでスミが流れにくくなりますが、Fライトガンメタルのギラツキを抑えてくれるので使用しています。



◎試験も終わって久しぶりに製作再開です。時間が無くて結構焦ってます!それと撮影しながら塗装しましたのであまりうまく撮れていません。
今日はフレームの部分しか終わりませんでした。明日は装甲のブルーの部分を済ませたい。
/417(火)



■装甲

2層目(1層目はサーフェイサー)= Fスカイブルー + Fピュアブルー+ Fプロストブルー + Fパシフィックブルー + Fホワイトパール

・蛍光灯の下で撮影していますので実際は少し深みのあるブルーです。
Fプロストブルーは調色で影響を受けやすい色なのでスカイブルー数滴でかなり違ってきます。
この2層目の色は次に吹く層に影響しますので、この色を調色して見つけ出すのにかなり時間がかかりました。
・クレオスのスカイブルーやインディ、コバルト、ホワイト+ブルー....フィニッシャーズではスーパーファインコバルト、スーパーファインコバルト+ホワイト、プロストブルー+....

といった感じで色を見つけていきました。なるべく層を減らす為、隠ぺい力の弱さにも悩まされました。
Fファンデーションブルーの調色もしましたがなかなか良い色が出せず、FスカイブルーとFホワイトパールを混ぜ隠ぺい力を底上げ。



・3層目=Cマジョーラセイファート + Cマジョーラトラペジウム + Cクリアーブルー + Fパシフィックブルー + Fホワイトパール + ホワイトパール(粉) +GEXクリアー
・Cマジョーラセイファート=(グリーンからシルバーに変化)
・Cマジョーラトラペジウム=(紫からゴールドに変化)


部分的に長く吹いてしまうとムラや濃さが変わるのでとにかく均等に吹くことに気をつけました。
グリーンパールは単純で物足りなかったので、セイファートを混ぜることに。
セイファートを混ぜますと光に当たった時、グリーンの粒子が綺麗にキラついてくれますが、正面や光に当たっていない時にセイファートの
シルバーの粒子が気になって綺麗なブルーに見えないという問題があった為、2層目の色に時間がかかったのです。
2層目の層は、このシルバーが目立たなくかつグリーンの粒子が生きるギリギリのブルーになっています。
トラペジウムを入れた理由は、じっくり見た時にたまにキラついて飽きないように。



4層目=3層目の色を基に + GEXクリアー + Cマジョーラセイファート + Cクリアーグリーン + Cクリアーブルー + ピュアシンナー
・画像ではうまく伝えられてませんが、この層からセイファートの色の変化を抑えつける効果と透明感を狙っています。
EXクリアーを多めに入れていて3層目と溶け合っては困る為、乾きの早いピュアシンナーで薄めて豪快に吹いています。
完成後は色んな角度から撮ってみたいと思います。


 
5層目=GEXクリアー + Cマジョーラセイファート +Cクリアーグリーン
・これで一通りブルー部の塗装が終わりました。最後にスミ入れ後、塗膜保護に6層目としてクリアーを吹きます。
・少し動かして撮影してみました。左の画像のスネ部分を見ると深い色になっています。
セイファートのシルバーを隠せています。右の画像はセイファートのグリーンが微妙に反射してくれています。


◎何層も色を重ねて吹く為、乾燥時間も必要だったので何日かに分けて塗装しました。
展示会用のネプチューンでじっくり見て欲しいと思ってこのような塗装にしました。毎回MHを製作する時は色の表現に時間がかかってしまいます。
ホコリにも気をつけないといけませんのでかなり神経を使います。これだけの層になりますと1〜2個はどこかに付いてしまいます。
FSSファンの方は目が超えていますので気が抜けません。次はマスキングです!/4月20日(金)









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